三井物産グローバルロジスティクス(MGL)は9月11日、千葉県の自社物流センターに、Quicktron(QT社)製のQuickBinインテリジェントロボットソリューションを日本で初めて導入したと発表した。
<QuickBin>
9月から試験運用を開始しており、同月中に本番稼働を予定。今後は、同社内の大規模物流センターへの水平展開も視野に入れているという。
MGLでは、労働人口減少に伴う人手不足・人件費上昇を受けて、センター内作業のロボット化を積極的に推進しており、ピッキング業務の省人化と効率化に加え、倉庫上部の空間活用による高保管効率を実現するために同システムを選定した。
QT社の開発したQuickBinは、従来の保管型マテハンに比べ、親機と子機の最適作業分担により高いスループットを実現できることが特徴。親機は保管棚への入出庫に特化し、子機は親機と入出庫ステーション間のBin搬送を専任する役割分担となっている。
また、ロボットが数台故障しても全体の生産性に大きく影響しない堅牢性や、初期工事等が相対的に簡易であることから短期間での導入・立ち上げが可能な点も特徴だ。
<QuickBin>
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